植物で除菌 バイオ燃料に
放射性セシウムを吸着する性質がある稲などの植物を使って、土壌の除染をしながらバイオ燃料を製造や発電も行うシステムを、開発、13日発表した。 このシステムはセシウムで汚染された土壌に稲やサトウキビに似た植物「スイートソルガム」を植え、セシウムを吸収させる。 セシウムを吸着した稲などを発酵させ、バイオエタノールを製造。その残りかすを燃やして発電も行う。 土壌中のセシウムを年間で最大20%程度取り除くことが出来る。 実用化に向け、7月に福島県で実験を開始し、9月末までに結果をまとめる方針。植物の栽培やエタノール製造を須賀川市と鏡石町にまたがる牧場で実施し、炉や発電施設はいわき市に置く。 被災地の雇用を確保し、復興に役立つことを期待している。
北海道新聞から抜粋 復興にむけ 少しでも希望が、もてます様に。