終わった人


前回の「どうせ死ぬんだから」も ネガティブな タイトル?と 思っていましたが 今回も
なんとなく 気になる ネーミング?でも 内容は、どちらかろ言うと ポジィティブ?

父親と娘の会話にて「オヤジの話は、若い男と違い・・・面白いとかもあるし・・メシ付き一般オヤジは、
女の子にとって 切るにはもったいない」娘からの一言 面白いし・・・
世の年老いた 男ども 判ったか?と 言いたい。

暇をもてあまし 通い始めたジムが きっかけで、定年から一年後に社長の職にある。誰が予測しただろう

老いらくの恋は、他にやることが無いから‥最もやりたい何かが 手に入らず、代替品なのだ。

「完全な肉体の所有者でも 死んで埋められてしまえば 一切平等・・・悠久な宇宙に対比しての不自由さ苦痛に過ぎぬ」下山逸蒼氏 俳人であり 左足を切断 闘病生活のとき 友人にあてた 手紙より。
なるほどと 感心しきり。

またまた  娘とオヤジの会話より
「金時餅って菓子か?」の問いに「違うよ。お金と時間を持っているオヤジのこと。パパみたいな」
昔は、地震雷火事オヤジ(山事) だったのが 現代人は、親にも 言いたい放題?楽しい。

こちらも あっという間に 読み終え 楽しく 痛快でした。