昨夜のカレー、明日のパン

昨夜のカレー、明日のパン  木皿泉

またまた タイトル 面白そう?で 借りた本。

「この人間関係しかないとか、この場所しかないとか,この仕事しか無いとか、
そう思い込んでしまったら、・・ひどい目にあわされても、そこから逃げる
発想を持てない。・・・逃げられないようにする呪文があるなら、それを
解き放つ呪文も、この世には同じ数だけあると思うんだけどねぇ」

こんな殺伐としたところにいたのかぁ・・・生きてるって、本当はあんな感じ
みんな、それ、わかっているから 綺麗に着飾ったり 御馳走食べたり
笑い合ったりする日をつくっているのかもしれないな。

「人は変わってゆくんだよ。それは、とても過酷なことだと思う。
でもね でも同時に、そのことだけが人を救ってくれるのよ」

明日のパンをお使いで・・その途中 傘に入ってきた 女の子
昨夜のカレーを 食べた匂いをさせ・・・

  なんとなく NHKドラマ タッキー主演の「真夜中のパン屋さん
  思い出してしまいました。