白蓮れんれん

白蓮れんれん   林真理子

朝ドラ 花子とアンで 一躍有名になった 白蓮
著者が 「以前全然売れなかった著書が お陰で売れている」
と言うことで 図書館リクエスト やっと届き
なんと 再版本かと思いきや ボロボロ1994年初版らしい。
手に取るのも 躊躇われる本でしたが・・内容は、面白く。

女を憤怒させるのは、嘲り侮蔑ではない。それは同情なのだ。
嫌悪 嘲り 侮蔑には、まだ相手が同じ場所に立っていることを
認める気持ちがある。けれども 同情の視線は常に下に向けられている。
憐れまれる人間は、そこよりも低い場所に立っていると見なされるからだ。

「結婚などというのは、女にとってもともとつらいもの・・・
それでも女は結婚しなくてはいけないから、せいぜい知恵を絞って
少しでもいい方向にいかせるように・・・」

世の中の人々 恋は、まれに起こるモノ と思っている。
砂漠の中の一粒の砂金・・・自分が砂金になってみると
・・世の中 なんと多くの砂金がちりばめられているのか・・・
驚くばかり・・その砂金達は、みな茶色の砂のふりをして
砂漠の中に息を潜めている。
けれども 他の砂金の仲間を見つけ出すのは上手い。
そして 孤独と秘密の苦しさに耐えていた砂金は、すぐに近寄り
さまざまなことを打ち明ける。

宮崎と白蓮の書簡700通ちかく 参考に?

天皇の従姉妹の不義?

なんとも その時代 新聞の話題に 一大スクープになる筈 ですね。