バベル

バベル 福田和代著

高熱 意識障害 粘膜からの出血 ウイルスせいの病気が発生
旧約聖書から バベルの塔の物語 神に罰せられた傲慢の罪と言葉が通じなくなる
エピソード この新型脳炎を バベル と名付けた。

失語症患者を診察してきた・・ひとりひとりに 詫びた。
君たちの言語は、失われたわけでは、なかった。
君たち・・の中に潜み 他人に理解されなくなっていただけ
言葉は、死なない。言葉は、失われない。君たちは、考え続ける。君たちは、存在そこにする。

ウイルス感染を防ぐため・・長城を築き 更にタワー(日本人の種の保存)
ノアの箱舟 現代版 バベルに感染していない子どもたちを集め ウイルスが入らなく作られたビル。
感染者を長城の外に出す 逆発想。

バベルの塔の逸話 旧約聖書 人類がひとつの言語しか持たなかった。
人類が天まで届く塔を建設 企み エホバ神が・・人々の言語を別々に
塔の建設中止 世界中に散っていった。

言語技術 言葉によるメッセージは、35% ジェスチャーなどが与える印象のほうが大きい。
人体があらわすメッセージ 動作 アイ・コンタクト 沈黙 周辺言語 身体接触
対人的空間 時間 色彩 これら9種類の「ことばならざることば」
非言語コミュニケーションの中でマジョリーFヴァーガスが 挙げている。

言語を習得したため 孤独な生き物 となった。
言葉という使い勝手が良いような・・伝達できそうで意外と使いこなすのが難しい
複雑な道具を人間が得たこと  透明なひとりっぽち感 と とても深い関係を持っている。

BEFOREとAFTERを交互にストーリーがすすみ 分かり易く
でも最後のANOTHERが 意味よく判らなかった。
ワクチンが開発されたのか?長城 タワーの区分けを無くしただけなのか?