ほんとうに70代は、面白い

ほんとうに70代は、面白い  桐島洋子

聡明な女は老いを楽しむ 「森羅塾」という私塾を開き 長女もまた ミャンマー寺子屋を建て

塾では、「桐島洋子千夜一夜物語」メイン・シリーズに遺言代わりに

「お若いですね」と言われ・・「折角ここまで年を取ったのに・・・若いと褒めるのは、老いよりも
若さを尊ぶ価値観の露骨な表明で、失礼な老人差別・・・」
エイジングに耐えるのはきちんと手をかけ心を込めて作られたものだけ・・人間も同じく
若さをチヤホヤされ 舞い上がり 自分磨きもせず 浮かれているキャピキャピ娘・・あっという間に
掃き捨てられる・・アメリカを大本山に・・世界に広がった若さ信仰と使い捨て文明は一体。
70代 余暇が面白く・・世代・・ボランティア活動に励んでほしい。

伯母の一人暮らし で 病院に運ばれ 知らせを聞き駆けつけた 
伯母の留守宅がいささかの乱れも無く 心を衝かれた。著者
ものの見事に整理整頓され 胸を衝かれた。入院したら連絡する人 死亡の場合のみ知らせる人
各種支払いの明細 延命治療の拒否の書類 献体登録書 死体引き取り先の電話番号まで・・
もうソロソロ 私たちも考えなくては・・・とは、思っても 中々出来ることでは、無いかも?

「華のある女」・・・華がある 良い言葉ですね~
華と同様に聡明さも成熟によって 磨きがかかり 輝きを増す そんな本物の大人のいい女になってこそ
本物の宝石とも対抗できる。

バンクーバーにも塾があり 一年の三分の一は、「林住庵」で暮らす著者
本物の贅沢があるらいし。

時間の質 年を取ると時間が加速する・・・忙しいのと 暇な日 どちらが時間の流れが速いか?
のっぺらぼうの時間の方が あっという間に一日が終わってしまう。

「バンクーパーに恋をする」刊行 この次 読んでみたいと思います。

塩谷信夫先生の「生心調息法」呼吸に内観と意念も加え 完成
正しい呼吸法134ページで・・・

岡本裕ドクター「9割の病気は自分で治せる」 塾でも 話を伺い 懇親会も・・・
「腸能力」を励ます発酵食品を味わう・・・らしい。

「気」に任せる 化繊 プラスチック 農薬 防腐剤 反自然 環境は「気」との相性が悪い
憎しみ 怒り 過剰な欲望 闘志も「気」に馴染まない。

「歳月は深い皺を刻むが、それだけで老いることはない 理想と情熱を失うとき、初めて人は老いる
自信喪失 不安と猜疑心 恐れと失望、それが心をしぼませ、魂をむしばむ」
「人は信念と共に若く 疑念とともに老いる 希望と共に若く、失望と共に老いる」

生きているだけで面白い 四住期(インド仏教の人生の四季) 
春「学生期」夏「家住期」秋「林住期」熟れた果実をゆっくり味わい
ましょう・・最高の季節。老いを見詰めるのは、冬「遊行期」に入ってからでいい。

我々日本人 ようやくモノを卒業しつつある
本当の贅沢・・ファーストクラスの世界旅行とか・・残るモノでは無く その場かぎりの消えモノ
それ以上に欲しいもの 愛情 健康 平和 心の平安 お金では、買えないモノ

不況なんて怖くない こんな時こそ お金があれば使い 本当に困っている人がいれば支援
皆がやたらパニクって縮こまるから 大金が回らなく 消費が冷え込み不況が増幅される。

日本のプレゼント ラッピング 過剰包装 についても・・・
貧しいものが一生懸命背伸びしての上げ底なら・・・今の日本で豊かさに任せ 
節度無くエスカレートする
過剰包装?資源ばかりか人手 空間まで空しく浪費・・犯罪的
ゴミがゴミを生み?同感です。

日本のも バンクーバーのも 塾 参加してみたい と 思いました。