死ぬ気まんまん

死ぬ気まんまん  佐野洋子

友人の勧めで 図書館リクエスト なんでも 私の生き方に似てる?そうです。
でも 実際に この方のように 癌に侵されたら 私など オタオタしそうです。

癌治療に 再発してから 死ぬまでに 治療費と終末介護代 含め 一千万円。
抗がん剤は、拒否 ・・・延命しても・・・そうでなくとも 老人に突き進むのは、傷害者に突き進むこと。

父親の訓辞「命と金は惜しむな」
再発の告知後 イングリッシュグリーンのジャガーを「それください」と 購入したとか。 

テレビのニュースに用心。報道・・・用心。ファザコンの自分父の言葉「活字は、信じるな、人間は
活字になると人の話より信用するから・・」死ぬのが怖くないのは、ファザコンなのかも・・・

余命二年 と 言いふれまわった・・・世間がセーターを裏返したように優しくなった。

思いあがった汚い心で 皆が敬遠する彼女と付き合う 寛大な私・・陶酔したく 付き合っている。
嫌な私 目に見えたものだけに反応する。
なんでも 欲しがるその彼女に・・・腹が立たなかった。正直すぎる?
色々なことから解放・・・モノがなんだ?金がいったい何だ? 彼女は、神が与えたリトマス試験紙

元気に生きている人は、いつかは、死ぬが 今ではない と 思っている。死ぬことが分かっていたら
この世の何にもやる気がなくなる。でも 何もやることがないと 退屈。
墓 寺 生きていると つい 忘れtしまう。

ミーハー (私も同じく?)ジュリーのコンサートへ・・客は、ほとんど高老年の女性 こんな私たちの為 力の限りを尽くしてくれる。生きていて良かった と・・・

昔のスーパースター 昔の退廃的美青年ではなく 肥えていた。でも最後まで楽しんでいた。

カラヤンへも 昔 行ったが・・・ ジュリーの方が格上 らしい。

(若い頃 友人たちと中野ブロードウエイへ・・・ジュリーがさりげなく通りかかり 皆キャアキャア
でも私は、グループサウンズも好みでは、無く ひたすら 布施明 その後は、つながりで小椋圭
なので 無視。のちに 結婚 子育てが終わり ラジオから流れる 浜田省吾を聴き 凄い人がいるもんだ?と 思い 初めて 日本のロックを聴いたような?
 ジュリーの「トキオ」など 都会は、こんなんじゃ 無いよ~と 思っていて 「東京」を聴いたとき
これだ~と感じたのもだ。私が逝ったら 彼の「初秋」をバックにかけて欲しい。)


コロコロ 目の前で人が死に・・恐ろしい・・こわいと思わなくなって・・・当たり前

「あと何年 生きるか?」の問いに「年単位」との医師からの返事に「あと二年と言われたから
ジャンジャン金使ってしまった」「ホスピスのお金だけとってある」

対談では
簡単に逝かせてください 死ぬのは、怖くない・・・死に至るまでの苦痛・・それが怖い
ただ息をしていればいいのか 人生の質・・何よりも命が大切? おかしいのでは?
私も 母が 倒れてから 考えさせられ 同感です

人の一生 神が自然が・・・女性も20代で結婚 子育てが終わって 親の介護が次に・・・
生物的な回転 自然の摂理に逆らうから 色々なことが起きてしまう。

大脳皮質(自身)でいくら 考えても体の調節は、出来ない。
自分と身体は別物 間脳 脳幹 動物と同じ 大脳皮質のとてつもなく複雑な神経回路がやられると
認知症 植物状態になってしまう。

人間には、危険を察知・・・科学的でないことに・・・最初わからなかったことが・・・解ってきて
それを科学と・・・今でも わからない事の方が多い・・「なんで?」を大切に。

自分が死に 自分の世界は、消えても宇宙が消滅するわけでも なんでもない。

ホスピスに行けたら 苦労は・・・本望かも  でも そこでも やはり 痛みは、辛いようで
自分だったら 耐えられるか?無駄な治療は、せず ペインクリニックで・・・同じように望みました。