60歳からの手ぶら人生

60歳からの手ぶら人生  弘兼憲史

目から鱗?スラスラ 読んで しまいました。

60歳を過ぎると 残された人生は、それほど 長くない。貴重な時間を色々なものに囲まれ
わずらわしい生活にしたくない と思った。

持ち物を半分に・・・VHSのビデオテープ 処分。iTunes レンタル。 サブスプリクションタイプの
動画配信。パソコン タブレット スマホ 直ぐに見ることが出来る。便利な時代。

人間は、日々 進化・・・老いるのも進化。時間と共に 考え方 趣味 嗜好も変わる。
「常識」という棚・・・吟味・・・物理的なものだけではなく 「家族」「お金」「生き方」「友人」

60歳とは、起承転結の「結」漫画も人生もエンディングが大事(ここで初めて 作者が漫画家と知る)

持ち物 半分?何故捨てられないか?「今の生活をずっと 維持したいと思っているから」
しかし 60歳は、人生の縮小期 「結」なのだから 拡大させる 必要が無い。

捨てやすいものから 捨てる 見栄 こだわり 身の回りのモノから

必要なものは、買って より良い 人生を
断捨離 でも ミニマリストになろう という本ではない よりよく 生きるために必要なものは、
惜しまず買う。

捨てられないから 保存するという 労力 保存作業にかかる無駄な時間
本でも映像でも写真でも パソコンで取り込み ハードディスク クラウドに保存できる時代。
ギリシャ神話「シーシュポスの岩」・・例え話。保存という作業にも 終わりが無い。

本当に信頼できる友が一人 いればいい。
年賀状 中元 歳暮 やめる。

友人は、年が近いため 比較対象にになりやすい。ポジティブなら・・・妬み そねみ ネガティブ
感情を生み出す。

新しい お金の考え方
お金で 解決 出来ないのは、「世界平和」と「不老不死」
お金さえあれば 9割 解決。
お金に振り回されず 無理なく 生活しましょう。

打算で子供にお金をあげない
「嫌われたくない」「将来的に老後の面倒をみてほしい」打算があるから・・・
それは、老後を人質にとられて身代金を渡しているようなもの。

放っておいても自然とやることは、教えなくとも・・・教えるということは、
家族が「仲良く当然」「自然と愛し合う」でもないことが わかる。

医者不足 しかし 人材を増やすだけでは、解決しない。「病院死」から「在宅死」を増やす。

安楽死」認めるべき 延命治療 胃ろう からの開放。

老いは、衰え ではなく 成長
死も老いも平等にやって来る。逆らうこと出来ず・・そのまま受け止める。

料理は、ボケ防止によい。コンビニ弁当 外食 長期に渡れば 不経済 健康にも良くない。
節約と健康管理が出来る。

ボランティア活動 やり甲斐を得る
介護 それまでの経験 知識を生かし 英語が出来れば・・外国人相手にガイド 
子供たちに英語を教える 等

旅行 小さな冒険へ・・・

物事は、ルーチン化することで 効率を上げ 失敗を減らすことができる。
外れても それすら 楽しむ 「いい勉強をした」とブラス思考で・・・

腹が立つ人がいても・・・その人を観察・・「次からは、こう接した方が・・」と解決法を考えることに
パワーを使ったほうが 次につながる。

どんなふうに生きても 一時間は、一時間 一日は、一日 一生は、一生

(フー と 肩の力が 抜けた 様な 一冊でした。)

因みに 私は、もう絶対着ない 母が結婚の準備にと・・・高価な着物を 勿体無いと 思わず 
役に立ててくれる方(着て頂ける方)に頂いて貰いました。考えかた 間違え ではなかった。
それだけでも スッキリ 爽やか 今後につながりました。